の母方の祖母は呉服店を営んでいました。父方の祖母は着物が大好きでよく母の実家の呉服店で着物を誂えていました。
そんな二人の祖母の影響で私も着物が大好きになりました。
成人式の着物は勿論母方の祖母の見立ててくれた振袖ではんなりとした古典柄のついた黒地の振袖で少し個性的な所が大好きでした。
成人式から4年程経ったときに親友の結婚式に招かれ再びこの黒い振袖をきて出席しました。
その時に親友のお母さまが「着物を着て出席してくれて嬉しいわ」と喜んでいただけた事が今でも嬉しい思い出です。
若い頃は姉と一緒にお気に入りの着物を着て歌舞伎を見に行ったり美術館へ行ったりしました。
着物の良い所は体型をあまり選ばない所と流行が無い所かな?と個人的には思っています。
背丈の小さな祖母の着物を随分私のサイズに仕立て直して貰い受け継ぎました。
父方の祖母は活動的な人であちこちパーティー等に顔を出すような人だったのですが
着物を着ているだけで周囲の人から丁寧に扱ってもらえるとよく言っていました。
確かに絹で織られた帯や着物はそれだけでゴージャスで上品な雰囲気を醸し出すので
中身の人間が例えイマイチでも数割魅力がアップするんじゃないかな?と個人的には感じています。
私は普段ガサツに過ごしていますが所作も着物を着ているだけでゆったり上品になる気がします。
二人の祖母から私と姉だけで40枚程貰ったので桐ダンスが一杯になってしまいました。
母の妹も自分の子供たちは男の子ばかりだからと私に着物を託してくれています。
祖母たちの物に叔母の物や母の物を加えると100枚以上になってしまい
これらの着物を全てキチンと着れるだろうかと嬉しい事ですが少し不安に思っています。
今は父親の介護をしていて着物を着てどこかへお出かけする時間も気持ちのゆとりも無いですけどね。
時間がある時に整理して着れない着物は処分しようと思います。私のように処分する方は、出張買取が良いみたいですね。私も申し込んでみようと思っています。
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